3つの提案

きちんとした病院がそろっていて、
ネットワーク化されつつあること。
医療と介護の連携が進んでいること。
これらの強みを十分に活かすことができれば。
日本一の医療都市になる可能性が、
横須賀にはあると思っています。

誰もが安心して出産できるように。
医療や介護の不安なく、
健康で歳を重ねられるように。
患者さんも、支える家族も、
医療・介護従事者も、
みんなが満足できる環境をつくるために。

田中洋次郎から3つの提案があります。

①人生100年時代へ向けた
横須賀の医療・介護構想
②横須賀医療をつなぐネットワーク
③日本一の医療のまち横須賀

⼈⽣100 年時代へ向けた
横須賀の医療・介護構想

医療・介護不安解消/⾷育推進/健康⻑寿/
早期から専⾨医の診察を受けられる環境づくりのために

  • 「⼈⽣100 年時代」が来るが、不健康の⻑⽣きはつらい。寿命がのびることは尊いが、⽀える⼈も⾼齢化するので⼤変。少しでも健康で安⼼して歳を重ねられるように。
  • 啓発活動の強化。健康を失ったときの本⼈や家族はどうなるか。そうならないための施策や問題点を発信する。
  • まずは⾃分の状況を⾃分で把握すること。健康診断受診率を28.4% から50%に引き上げる。「⾏くかどうか本⼈まかせ」→「⾏くべき」→「⾏きたくなる」健康診断へ。
  • 「健康・⾷育推進プランよこすか」を多くの⼈に認識していただき、⾷・運動・⼼⾝の健康に向けた「未病対策」への取り組みを具体的に提⽰する。
  • 市内全域Wi-Fi を使って待ち時間のないノーストレスで専⾨性の⾼い医療サービスを実現する。

横須賀医療をつなぐネットワーク

医療費軽減/医療・介護不安解消/安⼼医療・介護のために

  • ⾼齢化が進む横須賀では、病院も診療所もてんてこ舞い。適時的確な診療所の案内、予約ができるポータルサイトをつくる。企業・医療関係機関からサイト広告収益を得て、患者の初診料へ⼀部還元する
  • 介護という尊い仕事につく⼈たちへ賞賛を送れる評価制度をつくり、オリジナルの認定証などを発⾏する。横須賀で気持ちよく働いてくれる介護ワーカーの⼈材確保・留保・育成のために「介護ワーカー@横須賀」のコミュニティサイトをつくり、⼈材の登録と仕事履歴の紹介など情報交換する。
  • 医療介護のお悩み事について、豊富な専⾨家ネットワークによる講演会・相談会や巡回サービスを定期的に実施する。横須賀は⼈があたたかくつながりが深い。介護施設と地域とが密着した介護環境インフラづくり。
  • 安⼼して出産できる医療環境の整備。育児不安改善に向けた相談窓⼝の設置。⼩児医療費助成制度の⾒直し提案。

⽇本⼀の医療のまち横須賀へ

経済効果/雇⽤促進/定住増加のために

  • 「患者」も「⽀える家族」も「従事者」も満⾜度が上がる医療・介護を。実績を発信して横須賀の医療が注⽬を集めれば、医療クラスター構想の実現は加速する。YRP などの空き地を利⽤して通信環境の整った臨床・基礎研究・ものづくりが⼀体化した産官学連携の医療体制を構築する。
  • 地域包括ケアシステムの推進をサポート。住みなれた地域で介護や医療、⽣活⽀援サポートやサービスを受けられるよう、「住まい」「医療」「介護」「⽣活⽀援・介護予防」を包括的に整備。
  • 病診連携・診診連携(病院と診療所、診療所と診療所が、それぞれの役割・機能を分担し、患者のためにお互い連携しながら、より効率的・効果的な医療を提供すること)にすぐれている横須賀の地域医療構想の広報活動。

横須賀の可能性は?
課題は?
お話を聞きました。

  • 横須賀共済病院の⻑堀院⻑ 医療クラスターができれば、雇⽤や企業の誘致もすすみ定住者も増える。東京という巨⼤な市場を取り込むこともできる。
    急性期病院、急性期&慢性期病院、慢性期病院、各レイヤーにきちんとした病院がそろっていて、ネットワークされつつあるという点では神奈川の中では⼀番。
    国⺠健康特定健康診断の受診率は、横須賀市は28.5%。船橋市は47.7%。⽣活習慣病のリスクをもつ⼈の割合が⾼く、健康マネジメントへの意識が低い。収⼊と関係している? (横須賀共済病院の⻑堀院⻑)
    横須賀共済病院の⻑堀院⻑
  • 中島内科クリニックの中島院⻑ 横須賀は「看取り」が⽇本⼀。それは在宅医療が進んでいるから。
    診療所どうしの連携、医療と介護の連携には、市の仲介が必要。
    横須賀の介護と医療の連携は進んでいます。これを加速させれば全国の中で横須賀がパイオニアになれる。 (中島内科クリニックの中島院⻑)
    中島内科クリニックの中島院⻑
  • 介護事業所さんふらわぁの今澤代表 介護の⼈材が不⾜している。介護の仕事は貢献度が⾼く⼤変な仕事にも関わらず、社会的地位が低い。介護従事者が評価してもらえるような仕組みを。学⽣たちにも、この仕事のやりがいを発信していくべき。 (介護事業所さんふらわぁの今澤代表) 介護事業所さんふらわぁの今澤代表
  • ⼩学6年⽣まで医療の⼀律無償化は必要ないのでは。⼦どもは就学前は免疫⼒が弱いけど、⼩学校にあがればあまり病気をしない。けれども無償だと軽い病気でもつい病院に⾏ってしまう。そこに使うお⾦を節約して、もっと重い病気の⼦ どもを⽀援してあげたほうがいのでは。 (⼥性経営者)